6月に入り、梅雨の時季となりました。
関東甲信地方では、もう梅雨入りしたようですが、近畿は来週以降になるようですね。
梅雨入りの定義って梅雨前線とはあまり関係なく、晴れが続いた後、天気予報で雨やくもりの日が続くと予想されるときに「梅雨入りしたとみられる」と発表されるんだそうで、
関東が先に梅雨入りしたのも納得します。
新型コロナウイルスまん延防止等重点措置が3月に解除されてから、二か月余り。
人の流れも目に見えて大きくなり、4回目ワクチン接種も耳にするようになりましたが、
実家の母はというと解除の報道は目に耳にしても日々のルーティーンに何の影響もなく変化もなく淡々と過ごしています。
私が「そろそろ外食しても大丈夫だから」と、遠出はまだ嫌がるので近くのレストランへランチを食べに一度連れ出したりもしました。
そんなある日、珍しく母の口から「新しい服が欲しいから、百貨店に連れて行って欲しい」とのリクエストがありました。
今更、新しい服を着てどこへ来ていくつもりでしょうか?なんて野暮なことは聞きませんでしたが、母には時々驚かされます。
2年ぶりの百貨店、さぞやテンションも上がってくるかなと思っていましたが、
直前まで「やっぱり高齢者はまだ、外出は控えた方がいいかしら。」
「また、コロナが流行ってきてるわね。」
「兎に角、うろうろしないでさっさと帰りましょう」との言葉もちらほら...。
複雑な心境を抱えてフロアに行くと、店員さんとの会話も弾みながら嬉しそうに服を選び、結局、予算も時間もオーバーしました(笑)
この経験が背中を押してくれたようで、先日は徒歩圏内のコンビニに雑誌を買いに行ってみたと聞いてびっくりしました。(コンビニデビューです)
きっとコロナ禍での生活をそのまま、続けている高齢者はたくさんいらっしゃると思います。
ほんのちいさなきっかけを作ってみてください。
これから、鬱陶しい梅雨がやってきます。
まずは、新しい傘を買いにに行きませんか?
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